親や教師、スポーツのコーチ、塾講師など、人を教育、指導する立場の人は必読の本3冊をご紹介します。

いずれも、私自身が経営者の事業相談、転職などのキャリア相談、人生のライフプランなどのカウンセリングで指針としているものになります。

今回はそのうちの3冊目


NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 単行本(ソフトカバー) – 2012/6/23
マーシャル・B・ローゼンバーグ (著), 安納 献 (監修), 小川 敏子 (翻訳)
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1冊目は、「嫌われる勇気」
2冊目は、「幸せになる勇気」
です。


○要求が強要になる瞬間○

NVCとは、Nonviolent Communicationの略で、非暴力コミュニケーションのことです。

NVCのプロセスは、
1.自分の人生の質を左右する具体的な行動の「観察」
2.観察したことについて抱いている「感情」
3.そうした感情を生み出している、価値、願望、「必要としていること」
4.人生を豊かにするための具体的な行動の「要求」

に分けられます。

これらを自分から表現する場合もあるし、相手が表現するのを共感を持って受け止める場合があります。

もちろん、どのプロセスも重要ですが、ここでは「要求」を取り上げます。
それは、教育、指導する立場の人が最も陥り易い罠だからです。

「要求」と「強要」の違いは、目指すゴールにあります。
「強要」は、言い方やアプローチの違いはどうであれ、最終的に”こちらの言うとおりに相手を動かす”ことにあります。

「要求」は、こちらの言うとおりに相手が動くことを目的としていません。
ただ伝えることにあります。

相手のためであれ、自分のためであれ、「強要」の目的は相手を服従させることです。

人は服従に対しては反抗します。

こうなってしまうと、コミュニケーションの目的は、内容ではなく、服従と反抗にすり替わってしまいます。
どちらかが勝つか負けるか、勝負の世界になります。

大なり小なり、目に見える見えないに関わらず、勝負の世界は暴力が支配する世界です。

○自分を解放し、新しい世界を聴く○

では、要求する内容が対立する場合はどうすれば良いのか。

まずは、相手の要求を聞く態度を相手に示すことです。

教師や生徒、上司や部下、権力のある者やない者の間では、暗黙のうちに服従の関係が結ばれています。
力のある者は、相手の要求を受け入れる態度を示す必要があります。

言葉で言うのは簡単ですが、相手の要求を受け入れることは”死”の恐怖が付きまといます。

相手は何を言うか分かりません。
自分の常識では考えられないようなことを言われる可能性があります。

常識や価値観は自分を形作っているものなので、それを手放すことは自分を亡くすことになります。

その恐怖を避けるために、人は「強要」により相手を思い通りに動かし、予定通りの未来を歩もうとします。

この恐怖を乗り越え、相手の要求を受け入れるには、
「この先に何があっても私は幸せである、起こる出来事は私が幸せであるために必要なのだ」
という世の中に対する絶対的な安心感が重要になります。

これはアドラー心理学で言う「共同体感覚」です。
※この辺りは、こちらの記事もご覧下さい。
1冊目「嫌われる勇気」
2冊目「幸せになる勇気」

教育や指導するということは、大変なことであると同時に、常に自分を成長させるワクワクに満ちたものですね。


本記事では私すえなみが、
毎週、最近購入した本で興味深い本をピックアップしてご紹介しています。
著者が伝えたいことではなく、本を読んで私すえなみが気付いたことをご紹介しています。

本って、1回読んだだけで終わりじゃなく、2回目、3回目と読んだときに、その時に必要な新しい気付きが生まれるものだと思っています。ですから、ここに書いてあることが全てではないですし、私自身も言っていることが180度反対になることがあることをご承知おき下さい。


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